教室ノート〜絵や工作が上達するためのヒント&オススメ工作など♪

夏休みの自由研究にもおすすめの紙粘土工作♪紙粘土の特徴と「ペン立て」の作り方

夏休みですね!

夏休みの自由研究や自由工作で取り組むことが多いのではないかな〜っていう、紙粘土を使った工作。

子どもたちが大好きな紙粘土工作。

ですけど、案外低学年の子は「油粘土はやったことあるけど紙粘土やったことない」という子もいます。

そこで、今回は紙粘土工作としては貯金箱に並んで定番か?と思える「ペン立て」の作り方と作品ご紹介しながら、紙粘土の使い方や特徴についてご説明します♪

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↑絵画教室の作品です♪

紙粘土の種類と特徴

クレイクラフトなどが流行っていることもあり、画材屋さんへ行けばさまざまな粘土系の材料がありますが、今回は普通に文房具屋さんやホームセンターで買える紙粘土についてです。

普通に気軽に買える紙粘土と言えば、昔ながらの重い紙粘土とふわふわ系の紙粘土があります。

今はふわふわ紙粘土の方が主流のように思います。

最近の子は紙粘土といえばふわふわ紙粘土。

え?他にも紙粘土ってあるの?という具合で、そもそも昔ながらの紙粘土を知らない場合も多いです。

特徴としては、昔ながらの紙粘土は重くこねるのに力がいりますが、仕上がりは滑らかでキレイ、しっかりした完成度の作品になります。

ふわふわ系の紙粘土は柔らかいので小さい子でも扱いやすいですが、重い紙粘土ほど滑らかな仕上がりになりませんが、商品によって仕上がりもかなり良くなっています。

…と、簡単に特徴を書きましたが、最近の重い紙粘土は商品によってはかなり柔らかく、扱いやすいように工夫されているようです。

重い紙粘土をコネコネしてもらおう!って思って、1袋当たり1キロの紙粘土10個(=10キロ)を必死に持ち帰り使ってみたら、昔の紙粘土の印象よりもかなり柔らかく、子どもたちがせっせとこねる必要はないほどでした。

デメリットと言えば、買って持ち帰るのが重いこと、くらいかな、と思います。

ふわふわ系の紙粘土ですが、こちらは商品によってすごく使用感に差があるように思います。

100円ショップなどでも気軽に買えますが、商品によってはぽろぽろしていて扱いにくく、そこら中が紙粘土のカスだらけになる場合も…。

↓私はホームセンターでこちらを買って使っています。

分量が多いので、こちらを必要な分量だけわけて使っていますが、ぽろぽろしないで扱いやすく仕上がりもキレイです。

「ペン立て」の材料

すっかり紙粘土の説明が長くなりましたが、当絵画教室で作成したときの「ペン立て」の材料はこちらです!

・紙粘土(絵画教室では重い方の紙粘土を使いましたが、ふわふわ系でも良いです)
・空きビン
・土台の板
・ボンド
・アクリル絵の具
・ニス(なくても良いが、塗ると丈夫になって光沢のある仕上がりにできます)

その他作るものによっては
・新聞や割り箸などの芯材(作り方参照)
・ビーズやモールなどの飾りを使うのもいいですね!

作り方1…テーマを決めて計画を立てる

年少のお子さんだったら気軽に思うがままに作るのも良いですし、遊びで作るのならもちろんご自由にどうぞ♪

ただ、絵画教室では「父の日のプレゼント」と言う目的がありましたので、最初にテーマを決めて計画を立ててもらいました。

計画は紙に自分の頭の中の計画を簡単に書くものですが、当教室では「計画メモ」と呼んでいます。

「釣り好きのお父さんへ」
「サッカー好きのお父さんへ」
「肉好きのお父さんへ」(笑)

それぞれテーマを決めて、アイデアを紙に書きます。

このメモは人に見せるわけではないので、本人がわかればOKなのですが、夏休みの自由研究などで作品を提出する場合は、計画段階の記録もきちんと書いて一緒に提出すると良いかもしれませんね。

作り方2…紙粘土部分を作る

紙粘土は昔は最初に全体を良くこねて…っていう準備が必要でしたが、今の紙粘土はそんなにこねなくてもすぐに使えます。

ただ、特にふわふわ系の紙粘土は乾きやすいですから、袋から一度に出さずに必要な分だけ小出しにして、軽くこねてから使うと良いと思います。

まずビン全体を紙粘土で覆うようにつけていきます。

この時に、ビンと紙粘土の接着面はボンドをつけましょう。

紙粘土同士だったらお水でつくのですけど、ガラス瓶と紙粘土の場合は小さくちぎった紙粘土にちょっとボンドをつけて指でしっかりビンに押し付けながらつけていきます。

紙粘土と紙粘土の境目はお水をつけて指で軽くこすると滑らかになります。

今時の紙粘土は扱いやすいように柔らかめになっていますので、お水のつけ過ぎはべちょべちょになってしまうので、小さいお子さんなどの場合はお水つけすぎないように気をつけてくださいね。

ビンをしっかり紙粘土でおおい、ベースができたらそれぞれ計画した飾りなどのパーツを作ります。

このときもお水だけではつきづらい部分にはボンドをちょっとつけましょう。

絵画教室では台の板を大きめにして、ペン立ての横に飾りや小物入れを作れるようにしました。

↓こんな感じとか(絵画教室の作品です)
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ビン、飾りや小物入れは、紙粘土を制作する際に全部合体させて完成形にしてしまうと着色がしづらい場合は、別々に乾かして着色してから組み立てた方がよいです。

飾りなどで太さのあるものを作るときは、中に発泡スチロールや新聞を丸めてしっかり固定したものなどを芯材として使うと良いです。

また、高さのあるものは中に割り箸などの芯材を入れて、折れないように工夫しましょう。

紙粘土はしっかり乾かしてから着色しないと、乾いて縮んだ時にひび割れができたりしまうので、1回目の作業はここまでです。

絵画教室の場合は、次の作業は翌週以降になりますが、しっかり乾くまで時間をおきます。

作り方その3…着色

紙粘土の着色は水彩絵の具でもできますが、当教室の場合はアクリル絵の具を使っています。

アクリル絵の具は速乾性ではありますが、最初に塗った色の上にさらに着色する場合などは、最初に塗った色がしっかり乾いてから塗るようにするとよいです。

例えば、動物の顔の色を塗った上に乾かないうちに目を描いてしまって、目がドロドロになったとか…。

些細なことのようですが、当教室では時にはドライヤーなども使って乾かしています。
土台の板も着色しましょう。

作り方その4…組み立て

ビン、板、飾りなど、すべてを着色したらボンドで接着して組み立てます。
その他、飾りなどをつけたい人は飾りつけも。
飾り付けは一番楽しい作業ですね〜(^^

絵画教室あとりえ・おーぱるの生徒さん作品ご紹介

ペン立て部分だけじゃなくて、土台に設置して飾りをつけると、かなりインテリア!って感じに見えませんでしょうか(^^

まとめ

「夏休みの自由研究にもおすすめの紙粘土工作♪紙粘土の特徴と定番?「ペン立て」の作り方」をまとめると

  • 昔ながらの紙粘土は重くこねるのに力がいるが、仕上がりは滑らかでキレイ
  • ふわふわ系の紙粘土は柔らかいので小さい子でも扱いやすい
  • 夏休みの自由研究などで作品作りに取り組むときは、事前にアイデアをまとめたメモを作ると良い
  • 紙粘土はしっかり乾かず、絵の具もしっかり乾かす

ポイントを簡単にまとめるとこんな感じでしょうかね。

ぜひぜひ楽しんで制作してくださいね!

 

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