絵画教室日記〜教室のようすとアイデアノート♪

ご相談内容「絵は好き、または得意なのに描くのに時間がかかり完成しない場合」1

絵画教室をやっていて親御さんから学校の図工のことに関するご相談をいただく場合があります。
学校の図工に関しての親御さんからのご相談で多いものとは…

・描き始められない
・描くのに時間がかかり完成しない
・就学前にすでに図工に苦手意識がある
・もうすぐ小学校だけど人間が描けない(棒人間)
・作業が雑
・絵の具が上手に使えない
・集中力がない

などになります。
今回は親御さんから伺う図工に関してのお悩みで一番多いかもしれない「描くのに時間がかかりすぎて完成しない」という問題ついての考えを書いてみたいと思います。

もともと絵や工作が好きな子も、ちょっと苦手な子も、少しでも義務教育での長い「図工の時間」を楽しく過ごしてもらえるといいな、という思いで私が感じたことなどを書かせていただきます。
芸術論を語る場ではないことをご了承の上お読みいただけたらと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

制作に時間がかかる理由あれこれ

図工が苦手ならまだわかるけど、描いたり作ったりするのは好きなはずなのになんで?
学校で実力を発揮できなくて残念…

限られた授業の時間の中で作品を完成させるのは大変ですが、完成させないことにはどんなに絵が上手なお子さんでも評価の対象にしてもらえません。
親御さんとしても残念だし、本人が絵や工作を嫌いになってしまうのではないかと心配にもなりますよね。

ずいぶん前、当教室に5年生になってご入会されたお子さんの例ですが、とても絵が上手いにも関わらず学校の授業で作品が完成したことがほとんどなく、学校ではそのお子さんが絵が上手いとは誰も気がついていなかった…ということがあります。
本当にもったいないですよね!
夏休みに絵画教室でじっくり取り組んだキャンバス画を学校に持っていって先生に見ていただいたら、その素晴らしさにビックリされて、学校でも図工の授業の時に気にかけていただけるようになったようです。
その後はしっかり完成させることができるようにもなり、描いた作品を校長室に飾っていただいたりもしたとか…。

さて、お子さんたちが制作に時間がかかる理由はなんでしょうか?
絵画教室あとりえ・おーぱるで、制作に時間がかかるのはこういう理由かな、と思うことを挙げてみます。

・本人が「時間内に完成させる」という意識がない
・細部にこだわりすぎる
・途中で無駄な行動が多い
・道具の使い方がスムーズではなくて時間がかかる
などになります。

「なかなか描き始められなくて完成しない場合」の対策はこちらの記事をご覧ください。
小学校の図工に関する悩み・ご相談…描き始められないその1
小学校の図工に関する悩み・ご相談…描き始められないその2

では、次からひとつひとつの問題について書いてみます。

本人が「時間内に完成させる」という意識がない

これは1年生など、まだ学校の授業の時間に完成させると言うことに馴染んでいないお子さんの場合が多いです。
以前当教室で、とっても絵やもの作りが好きで上手な生徒さんがいました。
ですが、学校に入学したばかりで、まだ授業で時間内に完成させなくてはいけない、という感覚はなかったようです。

描いているうちに新しいアイデアが出るとまた描き足して、色塗りに入っても途中でまた新しいアイデアが出ると描き足して…
と、アイデアが出るたびにどんどん描き足していくので一向に完成しません。
絵画教室としてはたっぷり時間を使って思う存分描いてもらいたい気持ちもありますが、親御さんは学校の限られた図工の時間に完成できないことを心配されていました。
当教室でも「完成させる」ということは、特にお子さんが作品制作する上でもっとも大切にしていることです。
途中で挫折したり投げ出すくらいなら最初からやらない方がいいのでは?ってくらい大事と思っています。
絵画教室では時間を延長してでも必ず完成まで取り組んでもらっていますが、学校の授業ではどうなのでしょうか?

思いっきり時間を使って好きなように描いてもらいたい…と思うのですが、学校での図工では時間を意識して完成させてもらわなくてはなりません。
そのための対応としては

・まず授業の中で制作することについて、時間の話しをする
・学校以外で時間を気にせず思い切り描ける場を確保する

ということをしました。

私「◯ちゃん、学校の図工の時間では、時間の中で完成させないと先生も誰も見てくれないんだよ」
◯ちゃん「大丈夫!ママが見てくれるから!」

なんて素敵な信頼関係でしょう!
誰も見てくれなくてもママが必ず見てくれるから大丈夫!そう思っていたんですね(^^

私「そうだね、ママが見てくれるよね!でも、学校の図工で作品が完成しなくて○ちゃんが絵をとっても大好きで上手だってことが誰にもわかってもらえなかったら、ママもちょっと残念に思うんじゃないかな…。私も○ちゃんが学校でも力を発揮してもらえるといいなって思っているんだよね」

そしてその後、
完成させるって言うのは大事なことなんだよ。
絵画教室では思いっきり時間をかけて描いてもいいけど、学校の授業のときは少し時間のことを考えようね。
どんどんアイデアが出るのは素晴らしいことだけど、どこかで完成させるってことを決めるのは○ちゃんなんだよ。

と言ったようなお話をしました。
現在は絵画教室でも予定の時間に完成させることが多いです。
また、時間が余分にかかりそうなときは「これ、今日は完成しないと思うけど」と相談してくれます。

これは一例ですが、本人が「時間内に完成させる」という意識がない場合もあるので、まずは一度お話ししてみるのもひとつの方法かと思います(^^

今回は、学校の図工対策で、ご相談内容「描くのに時間がかかり完成しない」場合の「本人が時間内に完成させるという意識がない」について書いてみました。
とくに学校に通い始めたばかりのお子さんなどには、それ以前の環境が影響している場合もあるので、学校の授業の時間についてわかりやすくお話ししてみるのが良いと思います。
その上で、思いっきり描く時間も確保してあげてくださいね!

今回の記事が何かの参考になれば幸いです(^^

ここに書くことは、技術や道具の使い方を教えるのに反対のご意見を持つお教室や先生に意を唱えるものではありません。
もう少しこうすると図工が嫌いにならないのにな、という、あくまでも今までの経験に基づく個人的な考えですので、ご理解ください。
意見が異なる方は「こういう考えもあるんだなぁ」ということで、そっとページを閉じていただけると幸いです(^^

どうぞよろしくお願いいたします♪

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幸せを紡ぐ絵~松本圭
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