絵画教室日記〜絵や工作が上達するためのアイデア&コツ♪

ご相談内容「絵は好き、または得意なのに描くのに時間がかかり完成しない場合」2

親御さんから伺う図工に関してのお悩みで一番多いかもしれない「描くのに時間がかかりすぎて完成しない」について、絵画教室ではこんな理由かな?っていうのが主に下記4点。

・本人が「時間内に完成させる」という意識がない
・細部にこだわりすぎる
・途中で無駄な行動が多い
・道具の使い方がスムーズではなくて時間がかかる

今回は「細部にこだわりすぎる」について書いてみたいと思います。

ご相談内容「絵は好き、または得意なのに描くのに時間がかかり完成しない場合」1(本人が「時間内に完成させる」という意識がない)はこちらです

もともと絵や工作が好きな子も、ちょっと苦手な子も、少しでも義務教育での長い「図工の時間」を楽しく過ごしてもらえるといいな、という思いで私が感じたことなどを書かせていただきます。

芸術論を語る場ではないことをご了承の上お読みいただけたらと思います。
どうぞよろしくお願いいたします(^^

細部までしっかり描くのは良いことだけど…

細かい部分までこだわって描くことが悪いことか?というとそんなことないですよね。

細部までしっかり描くことで完成度が高い作品に仕上げることができる場合は多いと思います。

私自身、子どもの頃から大きく伸び伸び大胆に描くタイプではなく、今もどっちかと言うと細部まで書きたいタイプだった気がします。

絵画教室の場合は、細かいところまでしっかり表現したいお子さん、細かいところまで表現したい作品の場合は、時間を多目に取ったり、制作にかかる時間の個人差を考慮しています。

ただ、一言で細部にこだわると言っても、必要以上に時間がかかるお子さんの制作を見ていて、

そこはそんなに細かく描くところかな?
そこに時間をかける必要があるのかな?

と、思うことはあります。

例えば、自画像を描く時に、自分の顔のようすや髪の毛のようすにしっかり時間をかけるのはいいけど、着ている服の英語のロゴマークを正確に描くために必要以上に時間をかける必要があるのかな?っていうようなことです。

もちろん、自分が思い切り描きたいものがある、自由に時間をかけて好きなだけ描きたい、その心はとても自由で豊かなもの、大切にしたいことでもあります(^^

ただ、時間が限られた学校の図工で描く場合はとくに、しっかり描きたい部分は時間をかけて、その必要がない部分は時間をかけすぎない、という時間のやりくりが必要かもしれません。

どこもかしこも細かく描いていたら時間が足りなくなっちゃうし、どこもかしこも時間をかけたからっていい作品になるとも限らないのです。

自分がどこをしっかり描きたいのか?
今回のテーマでしっかり描くべきなのはどこなのか?

判断する必要がありますよね。

限られた時間の中で作品を完成させるのために必要な段取り力

NHKで2012年10月に放映された「テストの花道」という番組で「差がつく!段取り力」という内容が放映されています。

同じように遊んで同じように時間を使っていた気がするのに、なぜかテストの勉強をしっかりしている友だち…いましたよね?

その差をわけるのが「段取り力」ということです。

この番組であげていた段取りに必要なことは3つ。

1、リストアップ
2、優先順位
3、図形化

【1】リストアップ

項目ごとに、やるべきことを全て書き出す。

【2】優先順位

それぞれの作業に優先順位をつける。

ある時点から逆算して、いつまでに何が出来ていなければならないのか考える。

同時に出来る作業はないのか? 考える。

【3】図形化

どのタイミングで何が出来るか考えて、組み合わせて図形化していく。

となっています。

段取りがいい人って言うのはこういうことを自然と頭の中でできる人なのでしょうね。

さて、子どもたちが絵を描く場合ですが、同じ時間で同じテーマで制作するのに時間内にきっちり完成させる子、絵が苦手なわけでもないのにいつも時間がオーバーしてしまう子、その差のひとつも段取りの問題かなと思います。

細部まで描きすぎて時間が足りなくなるお子さんの場合、その時のテーマや課題に重要である部分以外まで細かく描きすぎて時間が足りなくなる傾向があります。

つまり、「やるべきことの優先順位がつけられていない」ということですね。



制作においての優先順位と時間配分

夏休みの自由研究で時間をたっぷりかけて制作する、コンクールに出す作品を描く、なんて言う場合は

リストアップ→優先順位をつける→過程を図式化する

といった手順を踏んでもいいですね。

段取り力を伸ばすいい練習になると思います(^^

ただ、時間が限られた図工の授業の中では、リストアップや図式化はできないので、「優先順位をつける」ということが重要になってきます。

多分学校の先生は、その時の制作内容でみんなに学んでもらいたいのはここだよ、ってお話はされるのではないかな?と思います。

先生の説明を良く聞いて、自分の制作においてどこに力を入れて描くか、どこに時間をかけるか、優先順位をつけることができるといいですね。

あとりえ・おーぱるの対応は

当教室の場合はその時のテーマの説明で

・この作品は今回とその次の2回で仕上げるよ
・今日制作する目標はここまでだよ

という制作時間の目標を説明をします。

また、工作などで手順が複雑な場合は、黒板に手順を順番に書き出して(リストアップ)1日目の作業目標はここまで、2日目はここをやる、と言う風に段取りを説明しています。

「今日はこれとこれとこれをやるよ。今日のやることの目標はこれだよ」

と、全体に時間の配分や作業の流れを説明した上で、年齢や得手不得手によって、個別に必要なアドバイスをしています。

私の方で計画を立てるときの時間配分を、詰め詰めにしないで余裕を持って計画するのも気をつけていることです(^^

図工の時間に「細部まで描きすぎて完成しない」場合

段取りよくやりましょう、って言っても理解しづらいと思いますので…

・その時のテーマでどこが一番しっかり描くところかな?先生のお話を良く聞こう
・今回の制作にはどれくらいの時間があるのかな?優先すべきことをまずしっかり描こうね
・時間に余裕があったら他の部分も細かく描くといいよ

といったように、段取りよく制作できる考え方を具体的にアドバイスしてみるといいのではないでしょうか。

いきなり段取りよく描けるようになるわけではなくても、今回の図工で一番大事なのは何かな?力を入れるべきなのはどこかな?と考えることは段取りよく制作するための練習になると思います。

その上で、時間に余裕があるようであれば自分が描きたいように細部まで描くといいですね。

大人になってさらに役立つ段取り力

子どものうちは段取りをするのが苦手なお子さんも多いと思いますが、絵の制作のみならず、試験勉強や仕事の場まで、大人になってさらに役立つ「段取り力」。

「絵は好き、または得意なのに描くのに時間がかかり完成しない」問題を解決しつつ、さらに子どものうちに伸ばしてあげたい力ですね。

そして、図工の授業の限られた時間で制作する上では「段取り」も必要ですが、せっかく絵が好きだったり得意だったりするのですから、ご自宅などで思いっきり好きなように時間をかけて描く場も作ってあげてくださいね!

本来、自分が思い切り描きたいものがある、自由に時間をかけて好きなだけ描きたい、その心はとても自由で豊かなもの、大切にしたいことでもあります(^^

今回は、学校の図工対策で、ご相談内容「描くのに時間がかかり完成しない」場合の「細部にこだわりすぎる」について、制作に置ける段取りに注目して書いてみました。

どんな問題も個人によって答えは違うものですが、参考のひとつにしていただけると幸いです(^^

ここに書くことは、技術や道具の使い方を教えるのに反対のご意見を持つ方に意を唱えるものではありません。
もう少しこうすると図工が嫌いにならないのにな、という、あくまでも今までの経験に基づく個人的な考えですので、ご理解ください。
意見が異なる方は「こういう考えもあるんだなぁ」ということで、そっとページを閉じていただけると幸いです(^^

どうぞよろしくお願いいたします♪

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幸せを紡ぐ絵~松本圭

物語紡ぐ画家

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