絵画教室日記〜絵や工作が上達するためのアイデア&コツ♪

色彩豊か絵を描くための混色の方法とポイント

色と色を混ぜて新しい色を作ることを「混色」といいます。

絵を描く場合は絵具と絵具を混ぜて新しい色を作るわけですが、前回のノート「表現の幅を広げ描く力をつける、絵具の混色のメリットと注意点について」でご紹介したように、混色にはさまざまなメリットがあります。

混色のメリットは…

・自分が使いたい色を自由に作ることができる
・描く絵の表現の幅を広げ、描く力をつける
・自由に色を作れることで楽しく描けるようになる。
・無数に絵の具を買わなくてすむ

などなど、上記は混色のメリットの一部です。

小学生の皆さんにも、ぜひ絵を描くは自分で使いたい色を自由に作り、色彩の表現の幅を広げていただきたいな〜と思います(^^

今回はその「混色」の方法とポイントについてです♪


最初に覚えたい三原色の混色と、色のつながりを表す「色相環図」

理論的には赤・青・黄(絵具の三原色)+白で大抵の色は作ることができる、ということになります。
ただ、前回ご説明したように、絵具には混ぜると色が沈む(鮮やか度が下がる)特徴があります。

例えば、もともとオレンジとして販売されているオレンジと、赤と黄色を混ぜて作ったオレンジでは、クリアさには差があります。

あとですね、赤・青・黄の三色を混ぜても絵具の黒のような「真っ黒!」にはなりません。

ということもあり、子どもたちの使う絵具セットも、メーカーにより若干色の組み合わせは違いますが、三原色と白黒を含む12色のセットになっています。

12色の中には必ず、絵具の三原色であるがはいっています。

年少のお子さんなどにはまず、この三原色のうちの2色を混ぜる混色から理解してもらうと良いと思います。

+オレンジ
+
+

ちなみに、絵具の三原色の混色による色のつながりを円状にして表したものを「色相環図」といいます。

子どもたちが使う不透明水彩の場合は、さらに三原色に白を混ぜることによって、色の濃淡をつけることができます。

いろいろな色の混色

三原色のうちの2色の混色からさらに発展させて、いろいろな色の混色をしてみましょう!

絵具と絵具を混ぜると色が鈍くなる(鮮やか度が下がる)…わけですが、逆に言うと混色しないでチューブから出した色ばかりで描くと、深みがない原色っぽい絵になりがちです。

もちろん、「元気さ」「明るさ」を描きたい!って場合は鮮やかな色彩を中心に描くことになると思いますが、チューブから出した鮮やかな色ばかりではなく、混色による様々な色を使っていくことで、色彩の幅が広がり深みのある絵になる、ということが言えると思います。

自分が何を表現したいのか?により、鮮やかな色、深みのある色、自分が描く上で必要な色を作れるようになるといいですね。

☆その絵の具の色の明るさ、鮮やかさを調整した場合
三原色のうち2色からなる絵具の鮮やかさを調節したい場合は、三原色の中の含まれていない絵具をちょっと足してみます。

例えばオレンジの鮮やかさを落としたい、と言う場合は、オレンジ+なので、そこへをちょっと混ぜてみる、といったことになります。

オレンジ色を例に混色による色の調整の仕方は…
すこしく暗くしたい・・・・・青をちょっと混ぜてみる
もっと暗くしたい ・・・・青をもっと混ぜてみる→茶色っぽくなります
明るくしたい・・・・・・・・白を混ぜる→明るくと言うか、パステル色を作ります

といった感じに調整できますが、これは算数の公式のように○色+○色=○色!ってことではなく、実際にいろいろな混色で色を作ってみることによって理解すると良いと思います。



混色をするときのコツ、混色で作った絵具で塗るときのコツ

複数の色を混ぜると鮮やか度が下がり、クリアさは減りますが、落ち着いた色になる・自然な感じになる、ということも言えます。

複数の色を混ぜていくと、混ぜる絵具の量を増やすことによって徐々に濁った色になります。

一度濁った色になった絵具を、明るく元に戻すことは出来ません。

なので、いきなりたくさんの絵具を混ぜずに、ちょっとずつ筆に取って足しながら調整しましょう。

絵具の混色は1+1=2のように、これとこれを混ぜると必ずこの色になる、と言う公式を覚えるようには行きません。

色の三原色の原理の通りに混ぜても、ちょっとした配分によって思っていた色がすぐにすんなりとできることはなかなかありませんので、欲しい色を混ぜて作るときには少しずつ色を足していき、思っている色になるまで微調整して近づけていきます。

子どもの場合、いきなり筆にこってり絵具を取って混ぜてしまい、望まない色の絵具が大量にできあがる💦なんてこともありますので…。

もったいないですよね!

また、一度混色で作った色を全く同じに再現することはとても難しいです。

絵画教室の子どもたちには、広いスペースを同じ色で塗るときのコツは「最初に必要な色の絵の具液を充分な量作っておくこと」と教えています。

一度混色で作った色を塗り、絵具がなくなったらまた同じように色を作り、また絵具がなくなったら混色で色を作り…

といっても、絵具を絵具の混色はまったく同じ色を再現することは難しいので、何度も作っては塗り…としているうちに微妙に違う色のつぎはぎで塗ることになります。

そして、何度も混色をすることに時間を使うので、無駄に時間もかかってしまいます。

なので、広い面積を混色で作った単一の色で塗りたい場合は、最初に必要な絵の具液をたっぷり作っておきましょう。


混ぜて作れない色もあります

絵具セットの中から三原色というと、黄色、ですが、前回ご説明したように、色の三原色というと、シアンマゼンタイエローになります。

このシアン・マゼンタ・イエローは混ぜて作ることができない純粋な色です。

色の三原色の原理では、この色の三原色を混ぜて作ることでさまざまな色を作り出すことができ、パソコン用のプリンターはこの三色がインクとして使われています。

さらに、金色・銀色などは混色して作れません。

小学生が絵具を使う際に金・銀を使うことはほとんどないので、当絵画教室では金・銀を揃えていただく必要はありません。

まとめ

混色はとても奥が深く、また、頭で○+◯=○!というように頭で考えて答えが出せることでもないので、どんどんいろいろな色を作って、実際に混色に使った色を使って描くことで自由に操れるようになるものだと思います。

なので、ほんの一部かもしれませんが、今回ご紹介した混色の方法のポイントは…

・まずは色の三原色の混色について理解しよう
・ちょっとずつ絵具を混ぜて微調整しながら希望の色を作ろう
・一度混ぜて濁った色は明るく戻すことはできません
・広い面積に混色で作った色を塗るときは、最初に必要な量の絵の具液を作っておこう

といったことになります。

混色によって、無限に絵具を揃えなくても(笑)無限に色を作り出すことができます。

そして、豊富な色彩は子どもたちが表現する創作の世界を広げ、豊かにします。

どんどん混色をして、実際にいろいろな色を生み出す体験を積むことで、色を自由に使えるようになると思います(^^

ぜひ、どんどん楽しんで混色をしてみてくださいね!

ここに書くことは、私と違ったご意見を持つお教室や先生に意を唱えるものではありません。
あくまでも今までの経験に基づく個人的な考えですので、ご理解ください。
意見が異なる方は「こういう考えもあるんだなぁ」ということで、そっとページを閉じていただけると幸いです(^^

どうぞよろしくお願いいたします♪

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幸せを紡ぐ絵~松本圭

物語紡ぐ画家

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