絵画教室日記〜絵や工作が上達するためのアイデア&コツ♪

子どもの絵にたいして、言ってはいけない褒め言葉?褒めるときのポイントは…

ちょっと前からよく言われていることですが、子どもの絵を褒める時に

上手だね!
上手に描けたね!

は言っちゃダメ×

「上手」と褒めてはいけない、と言われていますね。

でも、つい使っちゃいますよね(^^;

上手って言われれば子どもは喜ぶし…。

え~、なんでダメなの?

…ってことで今回は、子どもの絵を褒める時について。

これが正解って答えが出にくい問題と思いますが、私なりの考えを書いてみたいと思います♪

※私が絵画教室をやっている中で思うことを書かせていただいております。
教育論、芸術論を戦わせる場ではないことをご理解の上お読みいただけたら幸いですm( _ _ )m

なぜ「上手」って褒め言葉はダメなの?

子どもの教育に関するサイトなんかでよく書かれていますが

上手だね!

って褒めると、子どもは「絵は上手に描かないといけない」って思い込んで、

上手に描けないことにプレッシャーを感じたり
上手に描けないからって絵を描くことが苦手になったり

ってことになってしまうからよくないのだそうです。

え~、そんなつもりで「上手」って言葉使ってないよ!って思われる親御さんも多いかもしれないですよね。

実は私も思わず「上手!」って言っちゃう時あるのですけど、そういうつもりでは言っていないですから。

上手って言葉、どんな意味で使っていますか?

お父さんお母さんからすれば、

よちよち歩きができた→上手にあんよできたね!
フォークでご飯を食べた→上手に食べられたね!
自分の名前を初めて書けた→上手に書けたね!

って、今までたくさん「上手!」って褒めてきたと思います。

別にそれは

上手=クオリティが高いという評価

ってことじゃなくて、

上手=わ~、できたね(^^

ってことだったのではないでしょうか?

その延長で絵を描いたときも「上手だね!」って言っちゃうと思います。

幼児が描くぐちゃぐちゃ描きが上手かどうかは分からなくても、お子さんがぐちゃぐちゃ描いてみせてくれたら「上手!」って…いいますよね。

「上手」って言うのがダメなら、じゃあ、どうやって褒めればいいのよ?

自分が絵が得意ではない親御さんは特に、上手って言う言葉がダメなら「褒めたいのに褒める言葉が浮かばない…」なんてことなったりして。

そもそも、上手って褒める側の上手の基準はなんなのでしょうか?

上手=写真のように正確に描くこと?

もし、上手の意味を技術的なことに限定した褒め言葉として使っているのだとしたら、それは良くないって思います。

言う側がそんなつもりなくても、言われる側の子どもがどのような意味で「上手」って言葉を受け取るのか?

ってことに気を使った方がいいのかも知れないですね(^^

じゃあ、どうやって褒めればいいの?

ってことですが、私は

  • 具体的の褒める
  • アイ・メッセージ

って2点は気をつけたいなって思っております。

具体的に褒める

絵画教室あとりえ・おーぱるで絵を描いた時、完成の後すぐに返却しないで私がコメントをつけてお返しします。

例えば、クマのぬいぐるみとぶどうをモチーフにした静物画の場合。

「クマのぬいぐるみが座っているポーズ、難しい足のようすまでしっかり形をとらえて描けていますね!ぶどうも美味しそうに描けました。背景の色を黄色にしたことで、明るく爽やかなイメージの絵になりましたね(^^ テーブルの茶色の絵の具が少しベトベトしているようなので、絵の具の濃度(混ぜる水の量)をもう少し多めにすると塗りやすいですよ」

といった感じで、具体的にどこがいいのか?っていうのを褒めるようにしています。

絵のことは分からないから具体的に褒めるのが難しい、って場合もあると思います。

そういう場合も

「クマのぬいぐるみ可愛く描けたね!ぶどうがおいしそう!」

って風に、自分が感じた良いところを「簡単な言葉でいいので具体的に」褒めるといいのではないかなって思います(^^

絵の技術ではなくて「自分が良いと感じた」ことだったら絵が苦手な人でも素直にでてくるのではないでしょうか?

アイ・メッセージとは

アイ・メッセージというのは、相手に要求や要望を伝える時に相手のことを指摘する(ユー・メッセージ)のではなくて、自分の感情を伝えるということです。

「なんであなたはいつもすぐに宿題をしないのよ!」

って言う場合は主語が「あなた」なので「ユー・メッセージ」です。

「今やろうと思っていたのに!」

って、言い返す声が聞けてきそうですね(笑

「早く宿題を済ませてくれたらお母さん安心できて嬉しいな」

っていう場合は「自分」が主語の「アイ・メッセージ」です。

いや、頭に来ている時にそうそう冷静に言えないって…

って思いますが(笑

相手を責めるよりも自分の気持ちを伝える方が素直に聞いてもらえそうな気はしますよね。

なので褒めるときも

「(私は)こんなところがいいと思う」

って自分の感想を言って褒めるのがいいのかなと思います。

コミュニケーションの問題

「上手」って褒めたら「上手に描かなくてはいけない」って思ってしまうからその褒め方はよくない。

だったら、そもそも褒めること自体「絵を描いたら褒められなくてはいけない」ってプレッシャーになるからダメなんじゃない?

じゃあ、褒めて育てるって考えが間違ってるってこと?

っていうか、子どもの絵、素直に褒めたいだけなんですけど?

……

私の意見としては、結局は「コミュニケーションの問題」なのかなって思います。

上手と言うのはこういうことである、という上手の定義を大人が植え付け、絵は上手でないと認めない、という認識を植え付け、で、子どもの絵を「上手」「上手じゃない」と評価する上での「上手」と褒めるのはそれは良くないです。

でも、それって「上手」っていう言葉以前の問題です(^^;

「上手だね」っていわれて「絵は上手に描かなくてはいけない」ってプレッシャーに感じる子もいるのかもしれないですけれど、だったら先ほども書いたようにそもそも褒めること自体「絵は褒められなくてはいけない」ってプレッシャーを与えることになってしまいます。

もしも、「うちの子が絵を描かなくなったのは自分が上手だねってほめたせい?」って気にしている親御さんがいらっしゃったら、心配しないでくださいね。

褒める語彙力を増やす

学校って言うのは成績と言う評価の場ですから、ある一定の基準に基づいた評価がつくので、「評価されないこと」には自信を失うことがあると思います。

それに、子どもも年齢が上がれば向上心も競争心もでてきますから、本人の判断で絵よりももっと得意なものへ興味がシフトするってことはありますよね。

なので、子どもが絵から興味が離れることに「上手」って言葉がどの程度影響しているのかは判断つきかねますが、幼児に言う「上手」と小学6年生に言う「上手」は受け取る側の意味合いが違ってくるなぁ、とは思います。

幼児だったら「上手に描けたね!」で満足しても、小学6年生だったら「上手に描けたね!」だけでは満足しないですよね。

褒める方も語彙力を磨いた方がいいんだろうな、と思います。



素直な気持ちで本気で褒める!

語彙力って言っても絵に関してはわからないし…

って心配することはありません。

もしも絵に関して褒めるには絵に関する知識がないといけないっていうんだったら、自分の知識がない分野に対しては誰も褒めることができない、ってことになっちゃいます。

先ほどご紹介した

  • 具体的の褒める
  • アイ・メッセージ

は、別に絵に関する知識がなくても、絵が苦手でもできることです。

お子さんの絵の「こんなところ(具体的)がいいと(私が)思った」って、自分の気持ちを話せばいいのではないでしょうか。

あとね、口先だけの「上手だね」じゃなくて、本気で褒める!

絵の技術に対してあーだこーだ言われるよりも「お母さんこの絵大好き!」って本気で言われたら…

嬉しいんじゃないかなぁ。

だとしたら、絵が苦手な親御さんほどお子さんの絵の良さを発見できて表現できる、ってこともあるかもしれないですよね(^^

絵画教室でも、年代や教室に通ってくれている年数や個性によって、技術力はそれぞれですが、
その絵のいいところを見つけて本気で褒める!

その上で「本人が描きたいものを描ける技術力」をつけてもらえるように学んでもらいたいなと思っています(^^

お読みいただきありがとうございました。

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幸せを紡ぐ絵~松本圭

物語紡ぐ画家

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