絵画教室日記〜教室のようすとアイデアノート♪

絵を描く幅が広がる色の知識〜色の三原色、光の三原色、絵の具の三原色

「色の三原色」や「絵の具の三原色」って言葉、記憶の片隅で覚えていらっしゃるでしょうか?
たしか小学校あたりで習ったはず…。
絵画教室の子たちに聞いてみると、大体5年生くらいで習うようです。
今回は「絵を描く幅が広がる色の知識〜色の三原色、光の三原色、絵の具の三原色」についてです。

031

色の三原色とは…シアン(C)・マゼンタ(M)・イエロー(Y)

色の三原色はシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の三色です。
インクジェットプリンターのインクなどを思い浮かべていただくとわかりやすいと思いますが、シアンは濃いめの水色のような色、マゼンタは濃いピンク、イエローは赤みの入っていないレモンのような黄色です。
色の三原色は「減色法の3原色」で、絵を描く場合、3原色と言えばこちらになります。

シアン、マゼンタ、イエローは、混ぜては作る事の出来ない独立した3つの色です。
この3色をまぜることによって、さまざまな色を作り出すことができますが、他の色をまぜてこの三色を作ることはできません。

理論的にはこの3色を混ぜれば、すべての色を作る事ができるとされています。
ちなみに、3色をすべて掛け合わせると理論上では真っ黒になるはず。
ですが、実際には黒に近い灰色…といったところでしょうか。

そのため、この「色の3原色」は印刷にも利用されていますが、印刷の現場では、黒を黒としてきちんと表現するために、原色のインクに黒を加えた計4 色のインクが使われています。

光の三原色とは…赤(R)・緑(G)・青(B)

光の三原色は赤(R)、緑(G)、青(B)の三色です。
こちらは「加色法の3原色」で、テレビやパソコンのモニターなどは、この「光の3原色」からなっています。
色の三原色は混ぜれば混ぜるほど黒に近くなっていくわけですが、光の三原色は混ぜれば混ぜるほど白に近くなります。

通常は光の三原色はテレビやパソコンのモニターなど、光の効果で色を表現する機器に使われ、日常的に絵を描く時に使われることはありません。
ですが、光の三原色を使った絵の具も販売されています。
私は以前、建物の壁に壁画を描く仕事をしていたことがあるのですけど、その時は光の三原色の絵の具で壁に絵を描く機会もありました。
この絵の具は絵の具自体の色はなくどれも白い絵の具でしたが、ブラックライトを当てると光の色が見えます。
この効果を生かして、おしゃれなお店のロマンチックな照明やイベントなどで使われているようです。

絵の具の三原色とは…赤・青・黄色

絵を描く時に必要な色の三原色、シアン、マゼンタ、イエローですが、あまり聞きなれない色の名前ですよね。
メーカーによってはシアン、マゼンタという色名の絵具は、販売していない場合もあります。
特に子どもたちが使う絵の具の12色の中にはこの2色は入っていません。
なので、絵の具を使う場合は3原色をシアン、マゼンタ、イエローではなくて、一般的な 青・赤・黄 の三色として、「絵具の3原色」と呼ぶ場合が多いようです。
子どもたちが学校などで学ぶとき、色の三原色と絵の具の三原色を区別しないで、赤・青・黄色の三色を色の三原色として学んでいるようです。

なので、子どもたち相手に説明をするときは、三原色=赤・青・黄色ということで説明をしています。

色の三原色、絵の具の三原色の仕組みを知ることで広がる色の世界

さて、理論的には全ての色が作れる…はずですが、では、どの色とどの色を混ぜれば、どの色ができるのでしょうか?

絵画教室でも「こういう色を作りたいけど、どの色を混ぜたらいいのかわからない」と、質問を受けることがあります。
これは子どもだけではなくて大人の生徒さんの場合も、絵を描き始めた当初はなかなかわかりづらいようです。

これはもう、頭で覚えてわかるってことではないので、絵を描いていく中で体験的に覚えていくのが良いのではないかな、って思いますが、もしもどういう色の組み合わせでどの色ができるのか知りたい、ってことでしたら、色の実験をしてみるのはいかがでしょう。
青・赤・黄の三色と白を用意し、混ぜるとどんな色ができるのか?いろいろ試してみるのです。
できた色を、ちょっとずつ紙に塗って色見本を作りましょう。

言葉で、「この色を作るのは、この色とこの色と…」と説明を聞くより、体験して実感するのが一番です。
以前に色の実験を絵画教室のカリキュラムとして子どもたちに体験してもらったことがあるのですが、「クリームソーダ色」とか「いちごミルク色」とか、美味しそうな色をたくさん作って楽しんでいました(笑)

まとめ

「絵を描く幅が広がる色の知識〜色の三原色、光の三原色、絵の具の三原色」をまとめると

  • 色の三原色はシアン、マゼンタ、イエローの三色
  • 子どもが絵を描くときに必要なのは、絵の具の三原色…赤・青・黄色(色の三原色として使う場合もある)
  • 色の三原色を混ぜると理論的にはどんな色も作れる

ということになります。
自分が作りたい色を自由に作れるようになると、絵を描く幅が広がります。
知れば知るほど興味深く、また、知っていることで絵を描くときもとっても役に立つ色の世界。
どうぞ素敵な色を、たくさん発見してくださいね♪

絵画教室あとりえ・おーぱる 体験教室お申し込みはこちらです♪

 

幸せを紡ぐ絵~松本圭
▲クリック

関連記事

ページ上部へ戻る