教室ノート〜絵や工作が上達するためのヒント&オススメ工作など♪

子どもたちの創作絵本「バタフライ効果」

絵画教室の子どもたちが作った創作絵本をご紹介しています。

今回の絵本は「バタフライ効果」というタイトルの衝撃作(笑

バタフライ効果って言葉を小学生が知っているって言うのも驚きですね。

 

バタフライ効果とは…

ほんの小さな事が、徐々にとんでもない大きな現象の引き金に繋がるかという考えです。

バタフライ効果と言う名前は、この概念を最初に発表したエドワード・ローレンツという気象学者の講演『ブラジルでの蝶の羽ばたきはテキサスでトルネードを引き起こすか』からきているのだそうです。

どこかで蝶々が羽ばたくことで起こった小さな小さな風が、巡り巡ってどこかで台風を起こさないとも限らない。

という気象上の可能性を指摘するものですが、「ほんの小さな誤差から、どんな大きな影響が表れ、どんな未来が訪れるかは誰にも判らな い」といった意味合いで使われる方が多いかと思います。

私としては、小さな働きかけから大きな変化を起こすことができる、という前向きな言葉としてとらえておりましたが、今回の物語は小さな誤差から生じた衝撃のラスト…

 

バタフライ効果

 

 

あるところに、少年が2人いました。

その2人は、学校の旅行で同じ場所にいました。

そして2人は就寝して、朝起きたらタイムスリップしていました。

 

運悪くこの2人は通りかかった役人に見つかってしまい、牢屋に入れられてしまいました。

その時に、スマホ、洋服、時計、靴などの江戸時代にはないものを取り上げられてしまった。

数日後、見回りの役人が来て、後日将軍に会いにいくと言うことを告げられた。

そして、将軍に会いにいく日になった。

 

将軍の前で正座し、将軍が2人の持ち物を見ると、将軍は大変その2人を気に入り事情を聞いてくれた。

そのおかげで、未来へ行ける機械を作ってくれると言った。

少年たちはお礼に取り上げられたものをあげました。

 

機械を作られる間、少年たちは観光をしていた。

しかし、楽しんでいたためこの2人はこれから起きることを知る由もなかった。

 

将軍から報告されたので江戸に帰ると、タイムマシーンが完成していた。

3、2、1、ポチッ

 

「ワ〜〜〜」

 

まぶたを開くとそこには驚くべき光景が…

そう、日本は荒野になってしまったのです。

電子機器を利用したテロが増え、人がいなくなり、『バタフライ効果』が起こってしまいました。

(終わり)

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少年2人は軽い気持ちだったのでしょうね。

現代に帰るための機械を作ってくれるって!じゃあ、お礼に自分たちが持っているものをプレゼントしよう、

…よい少年たちじゃ。

でも、気軽にやってしまったその小さな行為が、バタフライ効果になって未来の自分たちにこんな大きな影響を与えてしまうとは!

絵画教室あとりえ・おーぱるでは、制作中の絵本を「見せて〜」なんて他の子が読んだりするのですけど、この絵本を読んだ他の子たちは

「え〜…」

「衝撃」

「最後の場面がびっくり💦」

ってことでした(笑

この絵本作りを最後に子どもクラスを卒業した6年生の作品で、ちょっと着色の時間が足りなくなっちゃったかな、ってとこもありますが、読み応えある作品になりましたね。

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