教室ノート〜絵や工作が上達するためのヒント&オススメ工作など♪

子どもたちの創作絵本「けいさつとほうせきどろぼう」

絵画教室あとりえ・おーぱるの子どもクラスでは、毎年創作絵本作りに取り組んでいます。

今回ご紹介する絵本は、小学2年生の作品です。

なんと!

表紙+見開き15枚(30ページ)の大作です。

ベテラン警察官のきさらぎさん、新米の優子、怪盗M…

と、それぞれの登場人物が元気いっぱいに活躍する物語。

犯人はなんと……!?

 

けいさつとほうせきどろぼう

 

きさらぎさん「怪盗Mはどっち?」

アイドル「私たちはアイドルよ!怪盗Mじゃないわよ」

召使い「召使いの私なんて、怪盗Mじゃないわ!」

 

あるところに、素敵なお城がありました。

中には素敵な宝石がありました。

そこに住んでいる人は、キラキラなドレスを着たかわいい女の子がいました。

ある星のきれいな夜でした。

女の子が窓を開けて星を見ていたとき、窓にぐさっとカードがささりました。

カードには……

「あなたの宝石を明日盗みます(怪盗Mより)」

 

お城にいる警察を呼びましたが、いつもと違う人でした。

聞いてみたら

「私は新しくお城に勤める、警察のきさらぎです。よろしくお願いします」

(すごい真面目そうだなぁ〜)

女の子は思いました。

すると、きさらぎさんが

「話しは聞きました。明日の朝から夜まで、取材、聞き込み、調査などしますので、安心してください」

女の子は

「ありがとうございます」

その警察のきさらぎさんの顔は…

 

これです。

でも後ろにもじもじしている人がいました。

きさらぎさんに聞いてみたら

「これは半人前の警察です。名前は花桜優子さんですよ」

女の子は「ふ〜ん」と言いました。

「じゃあ、早速開始します」

警察が言いました。

 

警察はいろいろ作戦がありました。

その上位に選ばれた作戦はこれです。

この本を読んでいるあなたも、ちょっとしたくなりませんか?

(※地図上の数カ所に怪盗M当ての張り紙をする作戦です)

張り紙↓

『怪盗M、いたら高級なお城をあげます。オービィ体育館に来てくださいね!

警察なし!なので、つかまらないのでいいですよ!近所のおばあちゃんより』

 

一週間後…8月9日になりました。

優子が監視することになりました。

でも暑い中でずっとやるし、しかも長袖でやるのです。

すると、電話がかかってきました。

何でしょう?

電話をしてみたら

「優子、怪盗Mが私が向かっているところの近くにいるらしいんだ。ちなみに、私が向かっているのはオービィ地区の中心だ。すぐに向かうように」

「は……はい」

プープープー(電話が切れた音)

優子は全速力で走りました。

 

きさらぎさんが言ったところまで来たけど、まだ走っています。

「なぜそんなところまで行っているんだ?」

「だって、お城にいる気がするんです」

「じゃあ、行ってみな」

「はい」

優子はまた全速力で走りました。

(私だって一人前の警察になるんだもん。きさらぎさんのように!)

優子は心の中で思いました。

 

お宝がある部屋に行きました。

女の子の召使いが包帯でぐるぐる巻きにされているではありませんか。

「怪盗Mに宝石を盗られ、私も怪盗Mにつかまったのです」

「えっ!」

優子はびっくり!

 

そして召使いの口に巻いてあった包帯を取ると……

「いひひひひひ」

「あ……あなたが怪盗M!?」

「さぁね?どうかな?それは自分で試してごらん!」

優子はきさらぎさんに電話しました。

 

「おい、なんだ?」

「あの、犯人がわかったかもしれないんです」

「なんだって?そっちへ行く」

(プープープー)

でも召使いは

「こっち来なよ」

と、うるさいです。

(どうにかしないと…)

するとまたきさらぎさんから電話が来ました。

「私はやっぱりそっちへ行くのに時間がたりない。少しようすをお願い」

(プープープー)

優子は

「はぁ〜、ようすをみるのかぁ〜」

優子は走って召使いから見えないところまで行きました。

その近くでこっそり召使いを見ました。

 

一方召使いは……

お城は複雑な道でいっぱい!!!

召使いも覚えきれません。

優子はメイクルームに入りました。

「わ〜!素敵なものがいっぱい、まるで夢のよう!」

もう、夢中で見ていました。

するとメールが入ってきました。

「きさらぎさんだ!」

見てみると……

『今来たところだ!どこにいるんだ?早くメールをくれないと手伝わないよ』

優子は必死でお返事を書きました。

すると……

 

きさらぎさんが全速力で走ってきました。

「優子ぉ〜〜まってぇ〜〜」

スカートを握りしめ走りました。

ますで北風のように、すばやく走りました。

召使いもそのあとをついていきたいと思いましたが、とても追いつけません。

 

「優子、行こう」

「はい」

ドアを開けると召使いが!

「あなたが怪盗Mだな」

「それはどうかな?」

「まてー」

2人はお城中走りました。

まるで鬼ごっこのように!

玄関の階段で、やっと追いつきました。

ついに接戦が始まります。

「優子、変身しよう」

「はい!!」

すると……

 

変身しました。

「もうこれで追いつめたぞ!」

そういってお城の階段を駆け下りると……

 

「追いつめられたなぁ〜、あっそうだ」

すると、階段を下りたすぐ側にあった洗濯物を、警察に投げかけました。

「それ〜〜!」

「うう……前が見えないよぉ〜!」

「ううん、警察はもっとしっかりなのよ。ここであきらめてはいけないのよ」

警察たちは必死で追いかけました。

 

そしてやっと追いつきました。

その後、召使いは逮捕されました。

…と、思ったら、さっき(※表紙参照)きさらぎさんがいったアイドルの人が宝石を持っていました。

「え〜!」

警察は驚きました。

「ふふふ。あなたたちが取材している間に盗ったんだよ」

「じゃあ、召使いと計画を……!?」

「いいえ、宝石の奪いっこをして私が勝ったんだ」

そうして宝石は盗まれたけど、警察の活躍はすごいです。

(終わり)

小学2年生でこれだけの枚数の物語を完成させるとは…。

本当にスゴいと思います!

書き起こした文章以外にも、ページのすみにクイズコーナーがあったり、サービス精神満点の絵本です。

最後に、召使いを装っていた怪盗Mがつかまり一件落着…かと思いきや、なんと犯人はアイドル2人組。

アイドルって?

どこに出てきたの?

と思ったかもしれませんが、アイドルの2人は最初に登場しています!

表紙できさらぎさんが「怪盗Mはどっち?」って、召使いとアイドルを差して言っていますね(^^

ここが伏線だったんですね。

ページ数が多くて文字も多くて、書き起こすのが大変でしたけど(笑

アイデア満載の楽しい絵本ができあがりましたね!

 

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