- Home
- 子どもたちの創作絵本
- 子どもたちの創作絵本「モンスターのぼうけん」
教室ノート〜絵や工作が上達するためのヒント&オススメ工作など♪
5.72019
子どもたちの創作絵本「モンスターのぼうけん」
絵画教室あとりえ・おーぱるで毎年取り組んでいる子どもたちのオリジナル絵本、作品のご紹介です。
冒険のお話、宝探しのお話って、子どもたちが大好きな物語のテーマです(^^
一口に冒険のお話と言っても
- 誰の冒険なのか?
- どこへ行くのか?
- どんな目的の冒険なのか?
ということで、全然内容が変わってきますね。
まさに子どもたちそれぞれのアイデア次第。
さて、今回ご紹介するお話は、3人のモンスターの宝探しの旅。
どんな物語が展開されるのでしょうか(^^
モンスターのぼうけん
ある土曜日の朝、ひまをもてあました丸いモンスターの子どもが、海のまわりを散歩していました。
歩いているうちに、宝石がいっぱいあるという洞窟につきました。
宝石の洞窟に興味を持った丸いモンスターは、洞窟の中に入っていきました。
洞窟の中は、まるでアスレチックみたいで遊具がありました。
あたりは真っ暗で、コウモリもいました。
モンスターはまっすぐ道を歩いていると、四角いモンスターに会いました。
おしゃべりをして、なんと、一緒に宝石を探すことになりました。
「ヤッホー」
「こんにちは!」
「一緒に宝石を探そう!」
「え!!!」
「楽しそうじゃん。行こう?」
「う〜〜ん…」
「行こっか!」
丸いモンスターと四角いモンスターが宝石を探してから1時間、まったく見つかりません。
そして、丸いモンスターはお腹が空いたので、たまたまカゴの中に入っていたリンゴを、勝手に食べてしまいました。
……
四角いモンスターは気分屋なので、あきてきてしまいました。
丸いモンスターは真面目な性格で、一生懸命宝石を探していました。
しばらく探しているうちに、なんと友だちの三角のモンスターに偶然会いました。
「ひさしぶり!」
「やあ!」
すこし話しているうちに、一緒に行くことにしました。
3人になって進んでいくと、なんと3つの分かれ道についてしまいました。
「どこ行く?」
「どこでもいいよ」
「じゃ、右にしよう!」
どのみちに行くか考えて、右の道にしました!
右に進んだ結果、へびの家だったのです。
なので、戻って左の道へ行きました。
戻って左の道に来ました。
左の道に来ると、なんと、またハチの家だったのです。
「もういや…」
「まただ…」
「タスケテ…」
そして、外ヘ出て前の道へ行きました。
3人のモンスターはもうヘトヘトです。
そして前の道にまっすぐ歩き始めました。
でも、前の道はなぜかやたら長いのです。
しかも階段や坂道があったので、よけいに疲れました。
「なんか長くない?」
「たしかに!!」
「もう疲れた…」
いっぱい歩いてついたのが、扉の前。
開けてみるとなんと、宝箱や宝石がいっぱいありました。
3人はとても喜びました。
「わー」
「すごっ!!」
「ほんものだぁ!」
そして3人は町の大金持ちになりました。
(終わり)
主人公をどのように表現するか?ですが、何も難しい表現でなくてもいいわけです。
多くの既存の絵本でもあるように、丸や三角や四角に手足をつけただけでも立派な主人公に。
そう考えると、難しい絵は描けないから絵本は作れない、ってことはないのですよね。
今回ご紹介した絵本は、丸いモンスターは真面目、四角いモンスターは気分屋…という性格設定も面白いです(^^
そして、絵本の中に出てくる会話のセリフは微妙にイマドキな感じ(笑
ちょっとユルい雰囲気が楽しい冒険の絵本になりました☆
絵画教室あとりえ・おーぱる 体験教室お申し込みはこちらです♪
☆☆☆
コメントを投稿するにはログインしてください。