教室ノート〜絵や工作が上達するためのヒント&オススメ工作など♪

子どもたちの創作絵本「モンスターのぼうけん」

絵画教室あとりえ・おーぱるで毎年取り組んでいる子どもたちのオリジナル絵本、作品のご紹介です。

冒険のお話、宝探しのお話って、子どもたちが大好きな物語のテーマです(^^

一口に冒険のお話と言っても

  • 誰の冒険なのか?
  • どこへ行くのか?
  • どんな目的の冒険なのか?

ということで、全然内容が変わってきますね。

まさに子どもたちそれぞれのアイデア次第。

さて、今回ご紹介するお話は、3人のモンスターの宝探しの旅。

どんな物語が展開されるのでしょうか(^^

 

モンスターのぼうけん

 

 

ある土曜日の朝、ひまをもてあました丸いモンスターの子どもが、海のまわりを散歩していました。

歩いているうちに、宝石がいっぱいあるという洞窟につきました。

 

宝石の洞窟に興味を持った丸いモンスターは、洞窟の中に入っていきました。

洞窟の中は、まるでアスレチックみたいで遊具がありました。

あたりは真っ暗で、コウモリもいました。

モンスターはまっすぐ道を歩いていると、四角いモンスターに会いました。

おしゃべりをして、なんと、一緒に宝石を探すことになりました。

「ヤッホー」

「こんにちは!」

「一緒に宝石を探そう!」

「え!!!」

「楽しそうじゃん。行こう?」

「う〜〜ん…」

「行こっか!」

 

丸いモンスターと四角いモンスターが宝石を探してから1時間、まったく見つかりません。

そして、丸いモンスターはお腹が空いたので、たまたまカゴの中に入っていたリンゴを、勝手に食べてしまいました。

……

四角いモンスターは気分屋なので、あきてきてしまいました。

丸いモンスターは真面目な性格で、一生懸命宝石を探していました。

しばらく探しているうちに、なんと友だちの三角のモンスターに偶然会いました。

「ひさしぶり!」

「やあ!」

すこし話しているうちに、一緒に行くことにしました。

 

3人になって進んでいくと、なんと3つの分かれ道についてしまいました。

「どこ行く?」

「どこでもいいよ」

「じゃ、右にしよう!」

どのみちに行くか考えて、右の道にしました!

右に進んだ結果、へびの家だったのです。

なので、戻って左の道へ行きました。

 

戻って左の道に来ました。

左の道に来ると、なんと、またハチの家だったのです。

「もういや…」

「まただ…」

「タスケテ…」

そして、外ヘ出て前の道へ行きました。

3人のモンスターはもうヘトヘトです。

そして前の道にまっすぐ歩き始めました。

でも、前の道はなぜかやたら長いのです。

しかも階段や坂道があったので、よけいに疲れました。

「なんか長くない?」

「たしかに!!」

「もう疲れた…」

 

いっぱい歩いてついたのが、扉の前。

開けてみるとなんと、宝箱や宝石がいっぱいありました。

3人はとても喜びました。

「わー」

「すごっ!!」

「ほんものだぁ!」

そして3人は町の大金持ちになりました。

(終わり)

絵本ナビ 子どもに絵本を選ぶなら

主人公をどのように表現するか?ですが、何も難しい表現でなくてもいいわけです。

多くの既存の絵本でもあるように、丸や三角や四角に手足をつけただけでも立派な主人公に。

そう考えると、難しい絵は描けないから絵本は作れない、ってことはないのですよね。

今回ご紹介した絵本は、丸いモンスターは真面目、四角いモンスターは気分屋…という性格設定も面白いです(^^

そして、絵本の中に出てくる会話のセリフは微妙にイマドキな感じ(笑

ちょっとユルい雰囲気が楽しい冒険の絵本になりました☆

 

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