絵画教室日記〜教室のようすとアイデアノート♪

小学生の図工に関する悩み・ご相談…「描き始められない」その2

絵画教室をやっていて、学校の図工に関しての親御さんからのご相談で多いものとは…

・描き始められない
・絵は好き、または得意なのに描くのに時間がかかり完成しない
・就学前にすでに図工に苦手意識がある
・もうすぐ小学校だけど人間が描けない(棒人間)
・作業が雑
・絵の具が上手に使えない
・集中力がない

などがあります。

今回は「描き始められない」という問題のうち、「やることはわかっていて漠然としたアイデアはあるが、どこから手を付けたら良いかわからなかった」「アイデアがたくさん浮かびすぎてその中から選べなかった」の2つについて書いてみたいと思います。

もともと絵や工作が好きな子も、ちょっと苦手な子も、少しでも義務教育での長い「図工の時間」を楽しく過ごしてもらえるといいな、という思いで私が感じたことなどを書かせていただきます。
芸術論を語る場ではないことをご了承の上お読みいただけたらと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

 

やることはわかっていて漠然としたアイデアはあるが、
どこから手を付けたら良いかわからなかった
(考えをまとめられない、順序立てて手順を考えられない、など)

絵画教室でなかなか描き始められないお子さんがいて、「アイデアはある」でも、「どこから手を付けたら良いのかわからない」って場合は、まずその子のアイデアについて話しを聞きます。
大人もそうですが、人に話しているだけで考えがまとまることってありますよね!
話しているうちに本人なりに考えがまとまったようなら「始められそう?」と確認して、大丈夫ならあとは本人に任せて様子を見ます(^^

話しを聞いただけではまだどこから手を付けたら良いのかわからない場合、その日に描く課題の目的は何か?そのアイデアの中でその子が一番描きたいものは何か?質問して話し合います。

内容にもよりますが、その絵の主役(一番描きたいもの)を考えると、そこから連鎖して全体像が見えてきたりします。
または、ラフスケッチを描いてみるのも良いと思います。
絵画教室では考えがまとまらない場合、本番用の画用紙ではなくて考えをまとめるための紙を渡して、頭の中のアイデアを書き出してもらう場合があります。

静物画などの場合は、全体の構図を決めてから細部を描くので、必要ならラフスケッチ用に紙を渡していくつかの構図を書き出してもらいます。
このように全体像の構図をまとめてから描く場合も、今回のモチーフの中で自分のお気に入りはどれかな?主役はどれかな?なんて考えてみると描きやすいのでは、と思います。

アイデアがたくさん浮かびすぎてその中から選べなかった

「夏休みの思い出」など生活のようすを描くテーマでよくあることなのですが、「たくさん思い出がありすぎて選べない」「アイデアがたくさん浮かびすぎて選べない」といって描き始められない場合があります。
たくさんの素敵な思い出があるって幸せですね(^^
この場合の問題は「選べない」というか「決められない」で、真面目なお子さんに多いように思います。

つくづく思うことですが、「決める」って大人でも勇気いりませんか??
今日のランチどれにしよう、AセットもいいしBセットもいいし…って、悩んだあげくお友だちが選んだBセットの方が美味しそうに見える、なんてこと、私はよくあるんですけど…(^^;

生きていく中では小さなことから大きなことまで「決める」ということの連続です。
絵を描くにも、赤にするのか青にするのか、どの場面にするのか、どういう構図にするのか…
自分で決めなくては一歩も前に進めません。
日常のことを「大人に決めてもらう」ことが多いお子さんの場合、自分で決めるということが苦手な場合が多いのかな?と思ったりします。
ささいなことでも自分で決めることっと勇気がいるんですよね。

この場合は、創作において決めるってことに慣れるまでは、自分で決めると言うことのハードルを下げるアドバイスをします。

例えば「夏休みの思い出」を描く場面が決められないって場合、夏休みの出来事をいくつか聞き出しますが「その中で一番の思い出を今決定しなくてもいいんだよ」と話します。
そう、なぜか一番の思い出を決めてそれを描かなくては、と思い込んでいたりするので、どれが一番か決められない…
いやいや、一番の思い出ではなくていいから、今描きやすい思い出、描きやすい場面を選んで良いよ、とポンと背中を押してあげると、気がラクになるようです。
私もどっちかというと決められないタイプなので、「難しく考えなくても大丈夫だよ!ラクに考えてみて!」って対応をする場合が多いかな、と思います。

・・・・・・・・・

前回今回と、学校の図工対策で、ご相談内容「描き始められない」の場合について、
「やることがわかっていない」
「やることはわかっているがアイデアが浮かばなかった」
「やることはわかっていて漠然としたアイデアはあるが、どこから手を付けたら良いかわからなかった」
「アイデアがたくさん浮かびすぎてその中から選べなかった」
の4つを2回に分けて書いてみました。

限られた時間の中ですぐにアイデアが出てすぐに描き出さなきゃ…って、子どもも大変ですよね。
今回の記事が何かの参考になれば幸いです(^^

ここに書くことは、技術や道具の使い方を教えるのに反対のご意見を持つお教室や先生に意を唱えるものではありません。
もう少しこうすると図工が嫌いにならないのにな、という、あくまでも今までの経験に基づく個人的な考えですので、ご理解ください。
意見が異なる方は「こういう考えもあるんだなぁ」ということで、そっとページを閉じていただけると幸いです(^^

どうぞよろしくお願いいたします♪

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幸せを紡ぐ絵~松本圭
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