教室ノート〜絵や工作が上達するためのヒント&オススメ工作など♪

夏休みの自由研究にも役立つ♪子どもがオリジナル絵本を作るには


↑1年生の作品。初めての絵本作りでした♪

絵画教室あとりえ・おーぱるでは、毎年絵本作りや紙芝居作りなど、子どもたちにお話を作るところから絵を描いて完成まで取り組んでもらうカリキュラムを取り入れています。

物語を考えるのが好きな子
本を読むのが好きな子
絵本を作ってみたりするのが好きな子

または

本を読むのが苦手な子
物語を考えたりしたことがない子

「わ〜、絵本作り楽しみ!」って子から「絵本作り?何それ?やったことなーい!」って子まで、いろいろなお子さんがいます。

でも、初めての子は初めてなりに、やったことある子はもっと自由に、それぞれに応じての絵本作りを楽しんでもらっています(^^

絵本作りは夏休みの宿題の自由研究などでも取り組むお子さんがいるのではないでようか?

…っていうわけで、今回は子どもたちがオリジナルの絵本を作るには…について書きたいと思います♪

ここに書く内容は、私が絵画教室をやっている中で感じたこと、子どもたちに知ってもらうと絵を描くことがもっと好きになるのではないかな、って思ったことなどを書いております。
いろいろな考えの方がいらっしゃると思いますが、違う考えの方を否定する内容ではありません。
自分とは違う意見を不快に感じる方は、そっとページを閉じてくださいね(^^

絵本の作り方を教えて下さい!

たまたま質問サイトを見ていたら、
「絵本の作り方を教えてください!」って質問を見つけました。

質問内容を要約すると

小学生のお子さんが夏休みの自由研究で、内容も絵も自分で制作した絵本を作ることになりました。

絵本作りキットを使わないで、文房具店で売っているような材料で、手作りの良さがある絵本を作るために必要な作り方やおすすめの材料、コツ‥を教えてください。

っていうことでした。

今回はお話や絵の内容的なことよりも、作り方や材料、コツにしぼって、絵画教室あとりえ・おーぱるでのオリジナル絵本の制作方法をご紹介します。

絵本作りの材料

・計画用の適当な紙
・画用紙(四六版4つ切りなど)
・鉛筆、消しゴム
・色鉛筆、水彩絵具、マーカーなど
・両面テープ
・セロテープ
・カラーテープ

最初に計画を立てましょう

頭の中で物語を考えて、さ〜本番!

…ということはしないで、まずは計画を立てましょう。

最初にある程度、どこで文章を区切ってどこに絵をつけるのか?

ページ割を考えておかないと、ダラダラダラダラ同じような場面が続いたあげく、いつまで経って制作が終わらない、って事態になってしまうことがあります。

なので、最初に簡単なメモ書き程度でいいので、お話のあらすじやどの場面を絵にするかっていうページ割りを計画して、簡単なメモを作ってみましょう。

画用紙に絵の下描きと文章を書きます

お話が決まりページ割りも決まったら、画用紙に描き始めます。

最初は鉛筆で絵の下描きと文章を書きましょう。

最初に全ページ分の文章を書いてしまって、あとから絵をつける、ということでもいいです。

ちなみに、当教室の場合は画用紙を半分に折って、見開き状態にして描きます。

裏面には描きません。

表紙は表使用の紙(見開きではなくて半分サイズ)に描きます。
※製本のところをご参照ください。

描き始めるときの最初の注意点としては、

文字を横書きにするのか?
縦書きにするのか?

っていうこと。

最初に子どもたちに

文字を縦書きにする場合は国語の教科書と同じ右開き、
横書きにする場合は算数の教科書と同じ左開き、

ということを確認し、間違わないようにページ番号を振ってもらいましょう。

あと、めくってもめくっても同じような場面…ってことにならないように、ページごとにメリハリを付けて描くようにすると良いと思います。

着色します

全部下書きが終わったら着色です。

絵画教室あとりえ・おーぱるでは、創作画の場合は画材を混合することがあり、絵本作りの場合も水彩絵具、色鉛筆、マーカーなどを要所要所に合わせて使用します。

ただ、クレヨンは使いません。

なぜかっていうと、今回の絵本は原画を製本しますので、何度もめくったり閉じたりしているうちにクレヨンでこすれて汚れてしまうからです。

当教室では、細かいところは色鉛筆、広い面積のところは絵具、目立たせたい文字など細かいところはマーカー…と言った感じで使い分けています。

ちなみに、マーカーで広い面積を塗ると画用紙がボロボロ剥けてくるので、マーカーは文字や目立たせたい小さな部分(!?☆マークなど)に限って使うと良いと思います。

いよいよ製本です

製本にはいろいろな方法があると思いますが、あとりえ・おーぱるでは見開き状態の紙に描いて、二つ折りにした背中同士をくっつけます。

【図1】

表紙+全部のページを両面テープで貼付けます。

そしてカラーテープを貼って背表紙にして完成です♪

完成作品例


↑表紙は中麺の半分サイズの紙に描きます


↑中面は1枚の紙を半分に折った状態。
左右別々の場面を描いたり…


↑見開きで1枚の絵を描いたりします

参考までに簡単な製本方法の1つとして下記の方法もあります。
子どもたちが遊びで絵本を作った〜、なんてときは、この方法の場合が多いですね(^^

【図2】

この方法は二つ折りにした真ん中を止める方法で、簡単ではありますが、

・見開きの絵が別々の紙に分割されてしまう
・紙の両面に描くことになるので、水彩絵具を使用するのに向いていない
・画用紙でページ数が多くなると、厚みが出て真ん中をホチキスで留めることができなくなる

といった理由により当教室では使っていません。

最後に…

というわけで、楽しい絵本作り♪

想像力、アイデア力、文章を書くこと、完成まで継続する力…などなど、たくさんの力を使って完成する自分だけの絵本。

最初は短いページ数からでも、完成すると大きな達成感をお子さまに感じてもらうことができ、またそれが自信に繋がる、とっても良いカリキュラムだと思います。

ぜひご自宅でも楽しんで作ってみてください(^^

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