教室ノート〜絵や工作が上達するためのヒント&オススメ工作など♪

人の体の動きを描くときに子どもに注意してもらいたいポイントとは

前回、幼児期の頭足人から人を描くまで、みたいなお話を書きました。
さらに、棒人間を描くのは楽しいけれど、自由に人を描けるようになると子どもの絵の世界はどんどん広がりますよ~、ってことで、ちょっとしたアドバイスを書かせていただきました。

人を描く過程~「頭足人」についてと「棒人間」へのアドバイス

さて、絵画教室あとりえ・おーぱるでは、生活画などのテーマで、自分や家族やお友だちなど「人が何かをしているところ」を描いてもらう場合、事前に子どもたちに説明することがあります。

これを事前に説明するとしないでは、子どもたちの意識はだいぶ違う、と思ってます。

今回はその、人の体の動きを描くときに子どもに注意してもらいたいポイントについて、書いてみたいと思います♪

ここに書く内容は、私が絵画教室をやっている中で感じたこと、子どもたちに知ってもらうと絵を描くことがもっと好きになるのではないかな、って思ったことなどを書いております。
いろいろな考えの方がいらっしゃると思いますが、違う考えの方を否定する内容ではありません。
自分とは違う意見を不快に感じる方は、そっとページを閉じてくださいね(^^

人の体の動きを描くとき、人の体の仕組みを知る

子ども、特に年少のお子さんが人物を描くとき、人の体の仕組み、みたいなものまでは考えていないと思います。

まずは下記の図1をご覧ください。
【図1】

なんとなくよくある女の子の絵、なわけですが、

・首が描かれていない
・腕が不自然にカーブしている
・足の位置が胴体と繋がっていない(スカートから生えている…)

といった、人間の体の仕組みから言っておかしいよね?ってところがありますよね。

でもこれ、高学年になっていても、案外こういう風に描いてしまう子は多いのです。

自分も人間なのだから、自分の体の仕組みとしてあり得ないことは絵に描くときもありえないはずですが、なぜか絵にするとこうなってしまう…
というわけで、絵画教室の時間に人の体の動きを描いてもらう場合、人の体の仕組み、みたいなことを説明します。

体の中には骨がある!子どもたちに意識してもらいたいのは…

人の体の仕組み…といっても、難しいお話をするわけではありません。
子どもたちに説明するときはポイントを絞って説明します。

そのポイントとは…





「関節」

 

です。

下の図2をご覧ください。
【図2】

絵画教室に通い始めたばかりの子の絵で見かけることがあるのですが、腕がどこから出ているでしょうか。
本来腕は肩の関節と繋がっているのですが、この図だと腕が胴体から生えています。

あと、図1でもご説明しましたが、肘の関節を描かないでタコのように曲がった腕や足を描く、首がない、といったことがあります。

頭と胴体をつなぐ首、方と腕をつなぐ関節、胴体と足をつなぐ関節…子どもたちは「関節」ってものを気にしないで描いてしまう場合があるんですね。

腕ってこんな風に曲がるかな?
これじゃ骨がないタコやイカみたいだね!
なーんて。

人の体の中には骨があって、骨と骨とは関節で繋がっているんだよ。
だから、こんな風に腕が曲がっていたらおかしいよ、こんなところから足が生えていたらおかしいよ、頭は何と繋がっているの?……

みんなの体はどうなっている?

というわけで、人の体の動きを描くとき、絵画教室あとりえ・おーぱるでは子どもたちに「関節」をポイントに説明しています。
そして、自分の体はどうなっているのかな?って、ちょっと興味を持つといいと思います(^^

まとめ

人の体の動きを描くときに子どもに注意してもらいたいポイントとは、ということで、今回の内容をまとめると

・人の体を描く時に不自然にならないためには体の仕組みを知る
・子どもたちに特に意識してもらいたいポイントは「関節」!
・自分の体はどうなっているかな〜?と興味を持つ

ということを中心に、当教室では説明しております。

ラクガキや遊びで描く分には自由気ままに描いていいんですが、しっかり人物の動きを描きたい場合は、今回の内容を意識してみるといいのではないかな、と思います(^^

ご参考になれば幸いです♪

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