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子どもたちの創作絵本「まなとさらのたび」

絵画教室あとりえ・おーぱるでは、毎年、子どもたちがお話作りから考える創作絵本の制作に取り組んでいます。

子どもたちが考える物語の中で多いのが、冒険や旅の物語。

いつもと違う場所。

いつもと違う出会い。

いつもと違う時間。

いつもと違うできごと。

思いがけなく冒険の旅にでるって設定も人気ですが、今回のお話は「旅に出たい」と主人公が思うことから始まります。

さて、どんな旅が始まるのでしょうか?

 

まなとさらのたび

 

 

あるところに、まなとまなの友だちのさらがいました。

まなはいつも旅に出たいと思っていました。

だから今日、友だちのさらを誘って旅に出ます。

まなはさらを誘いに、さらの家に行きました。

そして、さらを誘います。

まながさらを誘うとOKをしてくれました。

旅に出るために、2人は早速を準備をしています。

 

まなとさらは早速旅に出ました。

旅に出てから少し歩くと、大きな川がありました。

でも、2人はここを通りたいけど、川が邪魔して通れません。

すると、まなが大きな丸太を見つけました。

まなは

「丸太を動かして橋にするの。手伝って!」

というので、さらも手伝って丸太の橋を造るのに成功しました。

そして、そのまま2人は旅を続けます。

 

大きな川を渡ってしばらく歩くと、暗い森がありました。

大きな川のときのように、2人は暗い森を通りたいと思っています。

しばらく2人で考えていると、さらが突然懐中電灯をリュックから取り出して、森の中に入っていきました。

そして、やっと森を抜けられました。

 

2人が森を抜けて進もうとすると、さらが

「この景色、見たことがあるかも…」

と言うのです。

まなが周りを見ると、たしかに見たことがある風景が広がっていました。

さらは

「あとで思い出せるかも…。写真を撮っておこう!」

といい、パシャッと写真を撮りました。

しばらく進むと、いきなりまなが

「なんか…、変な感じがするかも…」

と、言い出しました。

そしてさらも、

「うん、なんか、つまらなくなってきたかも」

と、言ったのです。

 

まなとさらは、なんと、旅がつまらなくなってしまいました。

すると、まなが、

「そろそろ帰ろう。あと少しで夕方になるし」

そしてさらが、

「そうだね!そろそろ帰ろう」

そして、2人は一緒に家に帰ることにしました。

2人は無事に家に帰れました。

まなは、

「じゃあ、さら、ばいばい!」

といい、さらは

「うん!まな、ばいばい」

といい、2人は家に帰っていきました。

 

と、思いきや、まながベットの中で眠りから目覚めました。

まなは

「さっきの冒険は…夢?…だったの?」

といい、まなは不思議に思いました。

だってまなが疲れていたからです。

まなは、突然思いついたように言いました。

「そうだ!森のあとに撮った写真があるんだ!」

そして、すぐにまなが

「あ…あれは、夢…か」

と言ったとたん、まなは驚きました。

枕の横に、森のあとに撮った写真が置いてあったからです。

あの冒険が、夢なのか、今でもわかりません。

(終わり)

まなはいつも旅に出たいと思っていました。

だから今日、友だちのさらを誘って旅に出ます。

…って、この冒頭の文章を読むと、「あ〜、旅に出たいな」って思ってしまいます(笑

旅に出たいなと思ったら…、そう、今日旅立とう!みたいなね。

でも、そんな旅にも終わりが来ます。

なぜなら、「旅がつまらなくなったから」。

という、旅の終わりの理由の率直さ(笑

でも、旅の終わりとともに物語も終わり、じゃなくて、最後の夢から覚める場面がとっても良いですね。

夢だったのか現実だったのかわからないままの冒険の旅。

う〜ん、私も旅にでたいなぁ。

 

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