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教室ノート〜絵や工作が上達するためのヒント&オススメ工作など♪
5.212020
子どもたちの創作絵本「インコのおうちはどこだ」
毎年あとりえ・おーぱるで取り組んでいる創作絵本、引き続き完成作品ご紹介です。
今回のご紹介の作品は制作当時小学2年生、2回目の絵本作りでした。
小学1年生で最初に絵本作りをする場合、物語作りも初めてで何からどうしたものかわからない状態です。
もちろん絵画教室は国語の授業ではないので、物語は簡単でOK、文章も少しで良いよ、ということなのですが、やっぱり戸惑うもの。
でもね、簡単な絵本でも一度完成させると、子どもたちにとってはとっても自信になるらしいです(^^
この絵本の作者も昨年は
「何やるの?」
「次はどうするの?」
「犬が座っているところってどうやって描くの?」
「おじさん描くのが難しい」
と、いろいろ質問したり考えたりしながら完成させました。
で、今回、
「◯◯くん、主人公決まった?」
「もう決めた。お話も全部決まってる」
って、私が一緒に考えたりあれこれアドバイスすることほとんどなく、自分でせっせと作っていました。
経験って素晴らしいですね。
さて、どんな物語が生まれたのでしょうか?
「インコのおうちはどこだ」
あるところに、おうちの中にインコがいました。
インコは窓が開いていることに気がついていました。
インコは窓から飛び出てしまいました。
インコは道路に出てしまいました。
すると、車が速そうにきました。
インコは車にびっくりして、空を飛んで逃げました。
インコは木にとまりました。
するとすずめがいました。
すずめは、インコに優しくしてくれました。
すずめはインコに
「おうちはどこ?」
と聞きました。
するとインコは
「赤い屋根のおうち」
と言いました。
すずめが
「一緒にさがそうよ!」
と言いました。
インコが
「ありがとう」
と言いました。
インコとすずめは、ずっと赤い屋根のお家をさがしました。
するとすずめが
「あっ、あのおうち赤い屋根のおうちだよ。」
と言いました。
するとインコは、赤い屋根のおうちに帰りました。
(終わり)
迷子になったインコに優しくしてくれるすずめ、親切なすずめに「ありがとう」と素直に感謝するインコ。
シンプルだけどとってもまっすぐで素敵なお話ですね(^^
この「一緒に探そうよ!」と励ましてくれる優しいすずめも、作者の心の中から生まれた登場人物。
小学校低学年ってまだまだお父さんお母さんやまわりから助けてもらって当たり前、な年代な訳ですが、この絵本の作者は、人を助けたり人に優しくしたりできる心がたくさん育っているんだなぁ、って感動しました。
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